“みやび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
優雅25.0%
22.7%
風流20.5%
風雅15.9%
都雅6.8%
都風4.5%
大雅2.3%
2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年齢としごろまでも見違えるくらい成熟された、優雅みやびやかな若夫人の姿に見えて来るのです。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そして兵員の末に至るまで、自分たちの一挙一動を注視しているこの両側の群集のみやびやかさと気品とに気圧けおされたように、一語を発するものもないのであった。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
時にかられて涙は胸に片頬笑みしつ、見あぐる軒ば日毎にあるれど、しのぶの露をあはれ風流みやびとうそぶく身は、人しらぬあはれ此中にあり。
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
海老床えびどこの縁台では、今宵、後の月を賞めるほどの風雅みやびはなくとも、お定例きまりの芋、栗、枝豆、すすきの類の供物くもつを中に近所の若い衆が寄り合って、秋立つ夜の露っぽく早や四つ過ぎたのさえ忘れていた。
勿論一人一人を仔細に觀るなら各〻の身分や趣味が異ふ儘に優劣はあらうが、概して瀟洒あつさり都雅みやびであることは他國人の及ぶ所で無からう。
巴里の旅窓より (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
生長ひととなりやさしく、常に都風みやびたる事をのみ好みて、過活わたらひ心なかりけり。父是をうれひつつ思ふは、家財たからをわかちたりともやが人の物となさん。
あね小柄こがらの、うつくしいあいらしいからだかほ持主もちぬしであつた。みやびやかな落着おちついた態度たいど言語げんごが、地方ちはう物持ものもち深窓しんそうひととなつた処女しよぢよらしいかんじを、竹村たけむらあたへた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)