“みづあめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
水飴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんぢやおとつゝあ水飴みづあめでもつててやつたらよかつぺな、與吉よきかくしてけばなんでもんめえな」おつぎはさら卯平うへいかへりみて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
父は痰持であつたから、水飴みづあめだの生薑しやうが砂糖漬さたうづけなどを買つてしまつて置いた。水飴は隣の宝泉寺からよくもらつて来たやうである。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
最早もうそれはいひツこなしとゝめるもふも一筋道すぢみち横町よこちやうかた植木うゑきおほしこちへとまねけばはしりよるぬり下駄げたおとカラコロリことひく盲女ごぜいま朝顔あさがほつゆのひぬまのあはれ/\あは水飴みづあめめしませとゆるくあまくいふとなりにあつやきしほせんべいかたきを
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今日けふ午後ひるすぎめえとおもふから明日あしたにすべとおもつてめたのせ、明日あしたつたら水飴みづあめでもつててやれなんておつうもふもんでがすからね
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「おとつゝあ、どうせ茶漬茶碗ちやづけぢやわんつから茶碗ちやわんつてそれさ水飴みづあめえてなはしばつてう、さうすつとえゝや」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)