“ぴ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ピ
語句割合
引51.2%
臂33.7%
曳5.8%
退1.2%
否1.2%
尾1.2%
平1.2%
放1.2%
晃1.2%
開1.2%
非1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「退(の)っ引(ぴ)きなく手術を受けさせる妙案です。私は次男へ電報を打ってやりました。『俺が手術をしてやる。明日立つ』とは何(ど)うです?」
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
こういう時に天将の一人が降臨して一臂(ぴ)の力を添える事が、彼女の希望であったのだろうが、今頼みもしないで出て来たのがこの阿五将だ。
明日 (新字新仮名) / 魯迅(著)
連類だといって親子三人しょっ曳(ぴ)かれるわ土蔵からは十幾つも贋金の詰まった千両箱が出るわ、風をくらった息子二人は贋金で博奕をやって捉まるわで闇七の同類は動かぬ証拠だと
これらののっ退(ぴ)きならぬ生き証人を見せて、伯爵に穏やかな国外退去を勧めるべく、一行が伯爵邸を急襲したのは、それから何時間くらい過ぎた頃であろうか。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
まだ伯爵の手許(てもと)に匿(かく)してあるだろうから、まず第一に伯爵邸に踏み込まなければならぬが、その上で殿下にのっ退(ぴ)きならぬ証拠を突きつけて——伯爵という生き証人を突きつけて
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「安否を見とどけるって——変ですわね、見とどけて、ああこれは否(ぴ)じゃわ、とそのままかえったんでしょうか」
鏡餅 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
彼等(かれら)は夜(よ)が明(あ)けると銀(ぎん)の如(ごと)く光(ひか)つて居(ゐ)る獲物(えもの)が一尾(ぴ)でも船(ふね)に在(あ)ればそれを青竹(あをだけ)の葉(は)に包(つゝ)んで威勢(ゐせい)よく擔(かつ)いで出(で)る。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ただ藩主が侍従とか少将とかになった時には、朝廷から口宣を賜わるので大(おお)ッ平(ぴ)らに献上物等もした。その他臨時に献上物をすることもあった。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
其光りで下を見ると梯子段(はしごだん)の下は一パイの捕手で槍の穂先は晃(ぴ)か/\と丸で篠薄(しのすすき)です。三発やると初めに私を捕へた男が持つた槍をトンと落して斃れました。私は嬉しかつた……。
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂、楢崎竜、川田雪山(著)
その次にやり出すのは庶民族だ。こいつらには財産がねえ。あるものと云えば反逆性ばかりだ。この二族が同盟する。獣人族へよしみを通ずる。内から城門をおっ開(ぴ)らく。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
熊「フヽム左様(そう)よ、彼女(やつ)が是(ぜ)ッ非(ぴ)来てくれと吐(ぬ)かしアがッてよ、己(おい)らが面を見せなけりゃア店も引くてえんだ、本ものだぜ、鯱鉾(しゃちほこ)だちしたって手前達(てめえたち)に真似は出来ねえや、ヘン何(ど)んなもんだい」