“はらばひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腹這50.0%
匍匐25.0%
腹匍25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御米およねにするやうまくら位置ゐちうごかした。さうして其度そのたびに、したにしてゐるはうかたほねを、蒲團ふとんうへすべらした。仕舞しまひには腹這はらばひになつたまゝ兩肱りやうひぢいて、しばらくをつとはうながめてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
捨てかへらんもをしければその所にいたり柴の枝に手をかけ引上んとするにすこしもうごかず、落たるいきほひつきいれたるならん、さらばおもきかたより引上んと匍匐はらばひして双手もろてのばし一声かけて上んとしたる時
私も一寸々々ちょい/\一緒に行かぬではなかつたが、どうしてか大抵一人先に歸つて來るので、父の仕事場にしてある店先の板間に、竹屑やら鉋屑の中に腹匍はらばひになつては、汗を流しながら讀本を復習さらつたり
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)