“はなさき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼻頭35.1%
鼻先29.7%
鼻端16.2%
鼻尖13.5%
端先2.7%
花咲2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れ!」とかれはそのてのひらを学生の鼻頭はなさき突出つきいだせり。学生はただちにパイレットのはこを投付けたり。かれはその一本を抽出ぬきいだして、燐枝マッチたもとさぐりつつ
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まもなく、軽舸はしけの用意ができると、病人どうような伊那丸を、それへうつして、まえの三人もともに乗りこみ、すぐ鼻先はなさきの小島へむかってこぎだした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
右隣に私と顔を列べて居る人の、真白な、高い鼻の頭ばかりが、自分で自分の鼻端はなさきを視詰める時のやうに、ぼんやりと見えて居る。鼻の持ち主は確かに女である。
Dream Tales (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
獅は最大いとおおいなるもの鼻尖はなさきから尾の端まで十フィート六インチなるに虎は十一フィートに達するがある由。
店の端先はなさきへ出て旦那もお内儀かみさんも見ている処へ抜身ぬきみげた泥だらけの侍が駈込んだから、わッと驚いて奥へ逃込もうとする途端に、ふかしたての饅頭まんじゅう蒸籠せいろう転覆ひっくりかえす、煎餅せんべいの壺が落ちる
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ハボマイ諸島の西端島貝殻島かいがらじま花咲はなさき半島の東端ハボマイ村のあいだ、わずか一・四マイルの中間〇・七マイルの地図上を走っているのである。