“はなづら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼻面63.5%
鼻頭32.7%
鼻先3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして多くの労働者は、それを作り出すために、おのおの、危険と鼻面はなづらを突き合わせて、凍え、飢え、さまよいながら、労働すべきであった。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
二人のやりの穂先がしわって馬と馬の鼻頭はなづらが合うとき、鞍壺くらつぼにたまらず落ちたが最後無難にこの関をゆる事は出来ぬ。よろいかぶと、馬諸共もろともに召し上げらるる。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其のませを馬が鼻先はなづらけて外へ躍出して、突然いきなり後足あとあしを揚げて丹三郎をましたから、丹三郎は其処そこへ倒れますと、馬が丹三郎の肩へ噛付きましたから、丹三郎はさも苦しげにヒイと泣声をあげ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)