“はながしら”の漢字の書き方と例文
語句割合
鼻頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お庄も寒い外の風に吹かれながら鼻頭はながしらを赤くして上って来た客に声かけて、垢染あかじみた蒲団などを持ち出して行った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
お増の家のすぐ近くの通りをうろついている犬に、細君はふと心をかれた。その犬の狐色の尨毛むくげや、鼻頭はながしら斑点ぶちなどが、細君の目にも見覚えがあった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
娘は低い鼻頭はながしらのところを、おりおり手でおおうようにして、二十二にしては大人びたような口の利き方をした。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)