“びたん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眉端42.9%
尾端42.9%
鼻端14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皆まで聞かないうちに、曹操の眉端びたんはピンとはね上がっていた。烈火の如き怒りをふくんだ気色である。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当三月下旬その大きさを計るに、頭より尾元に至るまで、長さ一尺二寸五分、高さ六寸、方言「ゴンボウ」と称し、尾の長さわずかに一寸三分、尾端びたん右方に曲がりてあたかもかぎのごとし。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
それもそのはず、葉れをそよがしつつ、のそ、のそ、と巨大な身躯しんくに背うねりを見せながら近づいて来る生き物がある。満身は金毛黒斑きんもうこくふ、針のごとき鼻端びたんの毛と、鏡のような双眸そうぼう
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)