“はつとり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
初酉37.5%
服部25.0%
初鶏12.5%
服織12.5%
服部時計台12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本能的にすくんだ彼女をしめつけて、四日の晩、初酉はつとりに連れてつてやるよ、店をしまつたら、花屋敷の側で待つてな、とささやくのであつた。
一の酉 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)
十三じふそ三國みくにかはふたして、服部はつとり天神てんじん參詣さんけいし、鳥居前とりゐまへ茶店ちやみせやすんだうへ、またぼつ/\とかけた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
初鶏はつとりや動きそめたる山かづら
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
此事あつてより将門は遺恨ゐこんがたくなつたであらう、今までは何時いつも敵に寄せられてから戦つたのであるが、今度は我から軍をひきゐて、良兼が常陸ひたちの真壁郡の服織はつとり
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「あゝ今夜もまたあぶれかな」「さうよ、先刻さつき打つたのが服部時計台はつとりの十一時の様だ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)