“にふよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
入用100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隱居いんきよより借請かりうけし事も御座りし處去る十七日右彦兵衞參り小間物こまものはらひを買候に百りやうほど入用にふようゆゑ九十兩ばかり一兩日りやうじつ借度かりたきよし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かへるときに、小六ころくたもとから半紙はんし何枚なんまいして、缺席屆けつせきとゞげ入用にふようだからこれはんしてれと請求せいきうして、ぼく退學たいがく在學ざいがくかたまで勉強べんきやう出來できないから
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かれのインバネスは、きのふ、氷峰の入用にふようなので、返してしまつたのである。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
おくるべしかつ旅籠屋清兵衞はたごやせいべゑ入用にふよう何程なにほどかゝりても金屋利兵衞方かなやりへゑかたより請取うけとられ又利兵衞は吉三郎の母は病中の事ゆゑ夜具やぐ布團ふとん其外に心付け食事等しよくじとう宜敷よろしく見繼みつぐべし此段このだん屹度きつと申付たるぞもし麁末そまつ成事なることあら曲事きよくじたるべしと申わたされ皆々下られけりさて旅僧たびそう一人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)