“にくづき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肉附44.4%
肉付44.4%
5.6%
肉月5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
までたかくはないが、骨太ほねぶと肉附にくづきい、丸顏まるがほあたまおほきなひとまなじりながれ、はなたかくちしまり、柔和にうわなか威嚴ゐげんのある容貌かほつきで、生徒せいとしたしんでました。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
しかし、事実と思うことができないにしても、まざまざと見える女の眼なり、口許くちもとなり、肉付にくづきなりがどうしてもただの夢とは思われなかった。
蘇生 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
被告の答へた膜と云ふ婦人病の四番目の文字は「にくづき」であつたかそれとも「さんずい」であつたかと一寸考へてみてから直ぐ又質問を次へ移した。
マルクスの審判 (新字旧仮名) / 横光利一(著)
教えという字はなぐるとかたたくとかいうことを含んでいるようだが、育という字は子という字を顛倒てんとうし、下に肉月にくづきがついている。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)