“なかむらしょうこう”の漢字の書き方と例文
語句割合
中村松江100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうだの、これはべつに、おいらが堺屋さかいやからたのまれたわけではないが、んといっても中村松江なかむらしょうこうなら、当時とうじしもされもしない、立派りっぱ太夫たゆう
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
かがみのおもてにうつした眉間みけんに、ふかい八のせたまま、ただいらいらした気持きもち繰返くりかえしていた中村松江なかむらしょうこうは、ふと、格子戸こうしどそとひとおとずれた気配けはいかんじて、じッとみみすました。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
ついに一たことのない、中村松江なかむらしょうこう女房にょうぼうが、たずねてたといただけでは、春信はるのぶは、ぐさまそのになれなかったのであろう。からはなすと、藤吉とうきちかおをあらためて見直みなおした。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)