“中村松江”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかむらしょうこう50.0%
なかむらまつえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうだの、これはべつに、おいらが堺屋さかいやからたのまれたわけではないが、んといっても中村松江なかむらしょうこうなら、当時とうじしもされもしない、立派りっぱ太夫たゆう
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
かがみのおもてにうつした眉間みけんに、ふかい八のせたまま、ただいらいらした気持きもち繰返くりかえしていた中村松江なかむらしょうこうは、ふと、格子戸こうしどそとひとおとずれた気配けはいかんじて、じッとみみすました。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
文調はおも瀬川菊之丞せがわきくのじょう(王子路考)中村松江なかむらまつえ(里公)岩井半四郎(杜若)の如き女形おんながた若しくは市川春蔵いちかわはるぞう佐野川市松さのがわいちまつの如き若衆形わかしゅがたを描けるを見るべし。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)