“ちりめんざいく”の漢字の書き方と例文
語句割合
縮緬細工100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其の頃流行はやった縮緬細工ちりめんざいく牡丹ぼたん芍薬しゃくやくなどの花の附いた灯籠をげ、其のあとから十七八とも思われる娘が、髪は文金ぶんきん高髷たかまげに結い、着物は秋草色染あきくさいろぞめ振袖ふりそで
生垣いけがきの外を通るものがあるから不図ふと見れば先へ立つものは、年頃三十位の大丸髷おおまるまげの人柄のよい年増としまにて、其頃そのころ流行はやった縮緬細工ちりめんざいく牡丹ぼたん芍薬しゃくやくなどの花の附いた燈籠を
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
三十位に見える大丸髷おおまるまげ年増としまが、其のころ流行はやった縮緬細工ちりめんざいくの牡丹燈籠を持ち、其の後から文金の高髷たかまげに秋草色染の衣服を、上方風の塗柄ぬりえ団扇うちわを持った十七八に見えるきれいな女が
円朝の牡丹灯籠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)