“そうけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソウケイ
語句割合
聡慧20.7%
宗桂13.8%
早計13.8%
総計10.3%
蒼勁10.3%
總計6.9%
漕刑6.9%
双鶏3.4%
崇敬3.4%
聰慧3.4%
草径3.4%
蒼渓3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親戚しんせきたのむべきものもない媼は、かねて棺材まで準備していたので、玄機は送葬の事を計らって遣った。その跡へ緑翹りょくぎょうと云う十八歳の婢が来た。顔は美しくはないが、聡慧そうけい媚態びたいがあった。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
遠くは周の武帝近くは宗桂そうけい手遊てすさびを気取っているのは、その釘抜のように曲った脚と
常子の話をも否定するのはいささか早計そうけいに過ぎないであろうか? 現にわたしの調べたところによれば、彼の復活を報じた「順天時報じゅんてんじほう」は同じ面の二三段下にこう言う記事をも掲げている。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
つまるところ、本書ほんしょ小櫻姫こざくらひめ通信者つうしんしゃ、Tじょ受信者じゅしんしゃ、そしてわたくし筆録者ひつろくしゃ総計そうけいにんがかりで出来できあがった、一しゅ特異とくい作品さくひん所謂いわゆる霊界れいかい通信つうしんなのであります。
晩年には益々ますます老熟して蒼勁そうけい精厳を極めた。それにもかかわらず容易に揮毫きごうの求めに応じなかった。ことに短冊へ書くのが大嫌いで、日夕親炙しんしゃしたものの求めにさえ短冊の揮毫は固く拒絶した。
鴎外博士の追憶 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
ところで日本につぽんにはかういふ大切たいせつ森林しんりんがどのくらゐあるのかといひますと、日本中につぽんじゆう森林面積しんりんめんせき總計そうけい四千三百九十二萬町しせんさんびやくくじゆうにまんちようで、じつ日本につぽん土地とち總面積そうめんせき六割四分ろくわりしぶをしめてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
その梁の諸所には、長さ三尺の鎖がたれていて、先端に鉄の首輪がついていた。漕刑そうけいに処せられた囚人らは、ツーロン港に向かって護送さるる日までこの窖の中に入れられた。
たたかい合い、さけびあい、双鶏そうけいつめ、くちばしに、阿修羅あしゅらの舞を見るがごときとき——ばくちの魔魅まみかれた人間たちこそ、鶏以上にも凄愴せいそうな殺気を面にみなぎらせてくる。
それよりのち十六七年にして寂照は宋に入ったのであるが、寂照は人品学識すべて奝然にはまさって見えたので、彼土かのどの人々も流石さすがに神州の高徳と崇敬そうけいしたのであった。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
幼にして精敏、双眸そうぼう烱々けいけいとして、日に書を読むこと寸にち、文をすに雄邁醇深ゆうまいじゅんしんなりしかば、郷人呼んで小韓子しょうかんしとなせりという。其の聰慧そうけいなりしこと知る可し。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
踽〻然くくぜんとして夕陽せきようの山路や暁風ぎょうふう草径そうけいをあるき廻ったのである。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
蒼渓そうけいをすぎて、梓潼山しどうざん檜釿川かいきんせんから漢中へ出ようと相談致しまして、この山へかかった訳でございます
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)