“せいそん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青邨57.1%
生存42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
集るもの温亭、石鼎、雉子郎、花蓑はなみの秋桜子しゅうおうし青邨せいそん、たけし等。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
一月二十三日 青邨せいそん送別を兼ね在京同人会。向島むこうじま弘福寺。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
ありは甘きに集まり、人は新しきに集まる。文明の民は劇烈なる生存せいそんのうちに無聊ぶりょうをかこつ。立ちながら三度の食につくのいそがしきにえて、路上に昏睡こんすいの病をうれう。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
坂を上って伝通院の横へ出ると、細く高い烟突えんとつが、寺と寺の間から、汚ないけむを、雲の多い空に吐いていた。代助はそれを見て、貧弱な工業が、生存せいそんために無理に呼吸いきを見苦しいものと思った。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)