“しょくむ”の漢字の書き方と例文
語句割合
職務100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
バキチ、きさまもだめなやつだ、よくよくだめなやつなんだ。もう少し見所みどころがあると思ったのに牛につっかかれたくらいで職務しょくむわすれてげるなんてもう今日限きょうかぎ免官めんかんだ。すぐふくをぬげ。
バキチの仕事 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
時間のゆるすかぎり、糟谷かすや近郷きんごうの人の依頼いらいおうじて家蓄かちく疾病しっぺいを見てやっていた。職務しょくむ忠実ちゅうじつな考えからばかりではないのだ。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
職務しょくむるのはまえにもいやであったが、いまはなお一そういやでたまらぬ、とうのは、ひと何時いつ自分じぶんだまして、かくしにでもそっと賄賂わいろ突込つきこみはせぬか、それをうったえられでもせぬか
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)