“くき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クキ
語句割合
茎68.0%
莖13.6%
九鬼5.8%
群来3.9%
岫2.9%
梗1.9%
久喜1.0%
漏1.0%
群化1.0%
茄1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太(ふと)い茎(くき)が、あたりまえなら、細(ほそ)い茎(くき)より強(つよ)くて、切(き)り放(はな)してしまうのですけれど、見(み)ていると、善(ぜん)ちゃんの持(も)った細(ほそ)いのが強(つよ)くて
草原の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
草(くさ)では「いたどり」や「すいこぎ」が食(た)べられましたが、あの「すいこぎ」の莖(くき)を採(と)つて來(き)てお家(うち)で鹽漬(しほづけ)をして遊(あそ)ぶこともありました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
と、秀吉は黄昏(たそがれ)の空を仰いで暇(いとま)を告げ出した。しかし信長は、陸路の危険もあるから帰りは船にのって夜をかけて帰れという。そしてその護衛は水軍の九鬼(くき)一族に命じよう。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
群来(くき)た鰊の大群は、午前の三時頃になってようやく退去して行った。漁夫たちはあけ方まで休みなしに鰊汲をつづけ舟に一杯になるとそれを枠網にうつすのであった。
鰊漁場 (新字新仮名) / 島木健作(著)
岫(くき)をめぐれど はや秋の 軍兵どもの影だに見えず
測量船拾遺 (新字旧仮名) / 三好達治(著)
これは杯状(はいじょう)をなした花托(かたく)(すなわち花の梗(くき)の頂部(ちょうぶ))であって、それが厚い肉部となっているのである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
東京の客は一夜泊まって、翌日の正午、降りしきる雨をついて乗合馬車で久喜(くき)に向かって立った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
「明日でいいなら——明日朝の馬車で久喜(くき)まで行って、奥羽線(おううせん)の二番に乗るほうがいいですな」
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
其時迸り出た血からいろいろの神が成り出ましたが、御刀(みはかし)の手上(たがみ)に集れる血手俣(たなまた)より漏(くき)出て成りませる神の名を闇𨔆加美(クラオカミ)ノ神というとある。
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
露助はな、魚が何んぼ眼の前で群化(くき)てきても、時間が来れば一分も違わずに、仕事を
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
葉の浮きたる、巻きたる、開き張りたる、破れ裂けたる、枯(から)び果てたる、皆好し。茄(くき)の緑なせる時、赭く黒める時、いづれ好からぬは無く、蜂の巣なせるものも見ておもむき無からず。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)