“かぶり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
78.7%
7.4%
7.4%
4.1%
頭振2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真剣そのもので、福松がさいぜんから後生大事に抱え込んでいる両刀を指して促すと、福松どのは、一層深く抱え込んで、かぶりを振り
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「いえ/\」と女史は笑ひ/\かぶりつた。「私何も正直にいて戴きたいんぢやありませんわ。どうぞ出来るだけ御贔屓振ごひいきぶりをお見せなすつてね。」
いよいよ身請けという段になって、にわかに浦里がかぶりを振り、彼の望みに応じようともしない。酒のまずい原因である。
紅白縮緬組 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
あついからむねをはだけて、尻端折しりはしよりで、すた/\と出向でむかはれた。かへりには、ほこりのひどさに、すつとこかぶりをしてられたが
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……一体人間が頭を垂れ、腰を前に曲げてお辞儀をするが、何の理由かしら? 歌舞伎でお姫様が泣く時に臂を肩まで上げて、頭振かぶりするのは何の理由だ。