“かつぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
河童58.1%
合羽25.6%
喝破11.6%
掻掃2.3%
護謨合羽2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それぢや訊くが、喜三郎が船から落ちた時、もう一度船に這ひ上がらうとした筈だ。河童かつぱと言はれた喜三郎が、そんなに手輕におぼれる筈はない」
ひるすこまへ迄は、ぼんやりあめながめてゐた。午飯ひるめしますや否や、護謨ごむ合羽かつぱを引き掛けて表へ出た。なか神楽坂下かぐらざかした青山あをやまうちへ電話をけた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
滝田樗陰たちたちよいん君の如きも、上から下までずつと眼をやつて、「いけませんな」と喝破かつぱしてしまつた。
鑑定 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
煙草入たぶこれけたつてぜねだらへえ掻掃かつぱけばはずだ、ほかりやすめえし」小柄こがらぢいさんのひかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)