“かうがん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行雁66.7%
高巌33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毛氈まうせん老樹らうじゆもとにしきたばこくゆらせつゝ眺望みわたせば、引舟は浪にさかのぼりてうごかざるが如く、くだる舟はながれしたがふてとぶたり。行雁かうがん字をならべ帰樵きせう画をひらく。
毛氈まうせん老樹らうじゆもとにしきたばこくゆらせつゝ眺望みわたせば、引舟は浪にさかのぼりてうごかざるが如く、くだる舟はながれしたがふてとぶたり。行雁かうがん字をならべ帰樵きせう画をひらく。
橋をわたらずときゝて心おちつき、岩にこしかけて墨斗やたてとりいだし橋をうつしなどして四辺あたりを見わたせば、行雁かうがんみねこえて雲にをならべ、走猿そうゑんこずゑをつたひて水にうつす。
高巌かうがん三面を囲んで昼なほ暗らく、深々しん/\として鬼洞に入るの思ひあり、いかなる神人ぞ、この上に盤桓ばんくわんしてこの琵琶のをなすや、こゝに来てこの瀑にうたれて世に立ち帰る人の多きも
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)