“いちやく”の漢字の書き方と例文
語句割合
一躍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思い出したように子供を坐らせておいて、街上の見知らぬ人を用心しなければならない必要を汗をいて説明するやら、全米国で、三、四歳の小児が一躍いちやく家庭の花形におさまり
チャアリイは何処にいる (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
獅子は久しく眼に見えぬおりの中で獅子吼ししくをしたり、まりもてあそんだり、無聊むりょうもだえたりして居ましたが、最後に身をおどらして一躍いちやく檻外らんがいに飛び出で、万里の野にはしって自由の死を遂げました。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
たゞ數艘すうそう軍艦ぐんかんおほくなつたくらいや、區々くゝたる軍器ぐんき製造せいぞうにも、おほ彼等かれらあと摸傚まねしてやうでは、到底とても東洋とうやう平和へいわ維持ゐぢし、すゝんで外交上ぐわいこうじやう一大いちだい權力けんりよくにぎこと覺束おぼつかない、一躍いちやくして、をううへ