『顎十郎捕物帳（あごじゅうろうとりものちょう）：02 稲荷の使（02 いなりのつかい）』

獅子噛 春がすみ。 どかどんどかどん、初午の太鼓。鳶がぴいひょろぴいひょろ。 神楽の笛の地へ長閑にツレて、なにさま、うっとりするような巳刻さがり。 黒板塀に黒鉄の忍返し、姫小松と黒部を矧ぎつけた腰舞良の枝折戸から根府川の飛石がずっと泉水のほ …

著者	久生十蘭
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約24分（500文字/分）
朗読目安時間	約40分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

洞察（みぬけ） 町端（まちは） 痴（こけ） 獅子（し） 蒼白（まっさお） 狭（せ） 乱（みだれ） 尻（し） 定廻（じょうまわり） 妙手（て） 狼狽（うろた） 盗人（ぬすっと） 斑（ふ） 睨（ね） 戸外（おもて） 覆蓋（おおいぶた） 臍（ほぞ） 眷属（けんぞく） 焦立（いらだ） 魔日（まび） 雀踊（こおど） 田螺（たにし） 身装（みなり） 病上（やみあが） 路考（ろこう） 赦帳（ゆるしちょう） 皺腹（しわばら） 贓品（ぞうひん） 袘（ふき） 矧（は） 砒石（ひせき） 蜻蛉（とんぼ） 笠森（かさもり） 絖（ぬめ） 縮尻（しくじり） 蛤汁（はまじる） 花世（はなよ） 臭（にお） 老人（としより） 奄々（えんえん） 下司（げす） 傭人（やといにん） 冷水（ひやみず） 初午（はつうま） 削節（けずりぶし） 剛愎（ごうふく） 副木（そえぎ） 匕首（あいくち） 印籠（いんろう） 口伝（くでん） 可笑（おか） 呟（つぶや） 啣（くわ） 壌士（こえつち） 狂人（きちがい） 巳刻（よつ） 幾許（いくばく） 弓町（ゆみちょう） 指（さ） 掛桟（かけさん） 数寄（すき） 文机（ふづくえ） 木枯（こがらし） 毮（むし） 湮滅（いんめつ） 無足（むそく） 三絃（さみせん） 熨斗（のし）

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