“鷺江”の読み方と例文
読み方割合
さぎえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名月の夜に殺された女笛師鷺江さぎえお雪の死体を模型したものだという噂がぱっとひろまったので、今年の博物会では第一の呼び物となって
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こ、これは、鷺江さぎえお雪が生前に、男の郁次郎へ送った恋文ではござらぬか。もう彼が、覆面の怪武士ということは、一点の疑いをはさむ余地がない。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この女主人おんなあるじ——殺害された鷺江さぎえゆき女という者は、いつ頃から当家へ移って参ったのか、それからの事情を細かに話してもらいたいものだが、どうじゃ
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)