“鶏血草”の読み方と例文
読み方割合
けいけつそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——漢方の胆血に加うるに、余のもてる鶏血草けいけつそうの根を以てせば、この地にて癆痎と呼ぶ肺器の病はいえざることなし——と」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「どうもこいつに違いない。ごらんよ、この色を。……ええ、どう見たッて鶏の血ッてえ色だ。鶏血草けいけつそうにちがいないよ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ありましたよ」とみの直し安蔵が「ヨハン様、とうとう王庁の文に書いてある鶏血草けいけつそうの花を見つけましたぜ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)