鬼婆おにばばア)” の例文
「泣かないでも可いじゃアないか。お前さんは亭主の言いつけ通り為たのだから可いじゃアないか。フン何ぞと言うと直ぐ泣くのだ。どうせ私は鬼婆おにばばアだから私が何か言うと可怕こわいだろうよ」
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)