“駚(はし)” の例文
イシカリの大きな原野が、宏(ひろ)い空と呼応して吹雪きだしたのであった。野におりた烈しい風は、駚(はし)るにつれて速度と圧力をたかめていた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
その万端の支度をととのえて、主君邦夷が近づきつつある。蒸気船は必要なものを満載してこちらに向き、青い海を今や一散に駚(はし)りつつある——
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)