香魚こうぎょ)” の例文
そんな時に払暁ふつぎょうよく私達は鮎を嗅ぐ、未明の靄の中で渓流のほとりを行くと、実際に香魚こうぎょといふだけあつて鮎は匂ふ、川の中から匂ふ、水面に跳ね始めたら誰にでも匂ふが
夏と魚 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)