風呂敷包ふろしきつつみ)” の例文
松次郎と木之助は、はやく女中がひっこんでくれないかなと思いながら、式台に腰をおろして腰の風呂敷包ふろしきつつみをほどいた。中から竹皮に包まれた握り飯があらわれた。女中はそれも横目でじろりと見た。
最後の胡弓弾き (新字新仮名) / 新美南吉(著)