頑固親爺がんこおやじ)” の例文
頑固親爺がんこおやじが不幸むすこを折檻せっかんするときでも、こらえこらえた怒りを動作に移してなぐりつける瞬間に不覚の涙をぽろぽろとこぼすのである。
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
槍騎兵そうきへいはこんなふうに考えていた。「この頑固親爺がんこおやじも財産をそっくり終身年金に入れたわけでもあるまい。金になるなら時々は人民服を着るのもいい。」