静観庵じやうくわんあん)” の例文
一説に、彼は町はづれで油売に衝当つきあたつて、其油に滑つて、悟つたともいふ。静観庵じやうくわんあんとして今日迄残つて居るのは、この白隠の大悟した場処を記念する為に建てられたものである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)