わしのめかけだった、だが、世の中の妾とは違って、昼間は、この工場で働かせ、わしの顔で、電纜の紙捲ケーブルペーパーまきという軽い仕事をやらせ、日給は、女性として最高に近いものを、会社から払わせてあった。
夜泣き鉄骨 (新字新仮名) / 海野十三(著)