零々砕々ちぎれちぎれ)” の例文
文三もその通り、始終お勢の事を心配しているうちに、何時からともなく注意が散って一事ひとことには集らぬようになり、おりおり互に何の関係をも持たぬ零々砕々ちぎれちぎれの事を取締とりしめもなく思う事も有った。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)