雲水僧うんすいそう)” の例文
前途幾百里、もしその老年の出発の日が来て、西は長崎の果てまでも道をたどりうるようであったら、遠く故郷の空を振り返って見る一人の雲水僧うんすいそうのあることを記憶して置いてくれよとの話も出た。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)