雅樂守うたのかみ)” の例文
この暴虐に泣く百七十七箇村の民を見るに見兼ねて身を抽んでて江戸に出で酒井さかゐ雅樂守うたのかみの登城先に駕訴をしたのがこの月夜野村の百姓茂左衞門であつた。けれどその駕訴は受けられなかつた。
みなかみ紀行 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)