トップ
>
陰火
>
けちび
ふりがな文庫
“
陰火
(
けちび
)” の例文
その大きな男は天狗であったから木を伐りに往っていた者は病気になった。八番のあれと云う地曳網の網代になった処には、曇ってどんよりとした夜には
陰火
(
けちび
)
がとろとろと燃えた。
鷲
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
私の頭には八番の
陰火
(
けちび
)
と云うことが思いだされた。と、また松の上に火の
団
(
かたまり
)
が見えて、見えたかと思うと、またばらばらに散った。私の頭はじゃんとして体が痺れたようになった。
鷲
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“陰火”の意味
《名詞》
幽霊などが出る際、燐などが燃えてできるとされる火。鬼火。
(出典:Wiktionary)
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“陰火”で始まる語句
陰火之立昇依而