国郡の境を定めたもうということは、古くは成務天皇の条、また允恭天皇の御時おんときにもありました。これもまた『姓氏録』に阪合部朝臣さかあいべのあそんおおせを受けて境を定めたともあります。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)