開塾かいじゅく)” の例文
開塾かいじゅく中は、次郎は、朝倉先生夫妻だけを空林庵くうりんあんに残して、本館の事務室につづく畳敷たたみじきの小さな部屋に、ひとりで寝起きすることにしているのである。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
最も親しんで来たのは「歎異抄たんにしょう」で、今度の開塾かいじゅくのすこし前ごろからは、すでに書いたように、毎朝まだ暗いうちに起きて、かならずその幾節いくせつかを読むことにしていたのであるが
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
開塾かいじゅくの日がちょうど月曜だったので、まる一週間になる。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)