錆茶さびちゃ)” の例文
錆茶さびちゃ塗下駄ぬりげた。十六、七の少女だった。少女はその小脇に風呂敷包ふろしきづつみを抱えていた。そして、少女は何かに追い立てられているように、急いでいた。
恐怖城 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)