酒徳利さかとくり)” の例文
東湖は酒徳利さかとくりを座敷の本箱の中へこつそり忍ばせておいて、箱の蓋には生真面目に李白集と書いてゐた。実際李白集があつたら質に入れて酒に替へ兼ねない程の男だつたのだ。