都羽二重みやこはぶたえ)” の例文
そしてこれはと思う事蹟伝説が見当ったならすぐにも筆を執る事ができるように毎夜枕元まくらもとに燈火を引寄せ「松の葉」を始め「色竹蘭曲集いろたけらんきょくしゅう」「都羽二重みやこはぶたえ」「十寸見要集ますみようしゅう」のたぐいを読み返した。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)