“郷愁（ノスタルジー）” の例文

佇んでこれ等の遠望を恣にして居るうちに、私は不図、海路平安とだけ刻まれた四字の間から、海上はるかに思をやった明末の帰化人の無言の郷愁（ノスタルジー）を犇（ひし）と我心にも感じたように思った。

長崎の一瞥 (新字新仮名) ／ 宮本百合子(著)

“郷愁”の意味

《名詞》

故郷を離れ、その故郷を思う気持ち。ノスタルジア。

昔のことや過去のことを懐かしく思う気持ち。
(出典:Wiktionary)

“郷愁（ノスタルジア）”の解説

ノスタルジア（en: nostalgia）またはノスタルジー（fr: nostalgie）は、

異郷から故郷を懐かしむこと、またその懐かしさ。同義語に郷愁（きょうしゅう）・望郷（ぼうきょう）など。

過ぎ去った時代を懐かしむこと、またその懐かしさ。同義語に懐古（かいこ）・追憶（ついおく）など。

また上記の2つの意味から派生して、懐かしさに伴う儚さ、哀しさ、或いは寂しさ、しみじみ想いを馳せる心境のこと。→エモーショナル（若者言葉の「エモい 」と同義）、センチメンタル、メランコリックな感情をもたらす。
と定義される。
対義語は、ノストフォビア（帰郷嫌悪）。
(出典:Wikipedia)

郷	常用漢字 小６ 部首:⾢ 11画
愁	常用漢字 中学 部首:⼼ 13画