足寄橋にて別れて餘作が後貌うしろすがたはるかに眺めて一層の脱力を覚えたるも、しいて歩行し、漸く西村氏に泊す。此際に近藤味之助こんどうあじのすけ氏は学校に在勤して慰めくれたり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)