赫然堂かくぜんどう)” の例文
薬種屋の赫然堂かくぜんどうあって、いまなおあたまの禿げた主人が、家伝の薬をねっている。餅屋の太田屋あって、むかしながらのふとった内儀かみさんがいつもたすきがけのがせいな恰好をみせている。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
薬種屋の赫然堂かくぜんどうあって、いまなお、あたまの禿げた主人が家伝の薬をねっている。餅屋の太田屋あって、むかしながらのふとった内儀かみさんが、いつもタスキがけの、がせいな恰好をみせている。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)