赤橋殿あかはしどの)” の例文
無二の知己とたのむ赤橋殿あかはしどのの門を辞して、従者の曳く駒の背にうつり、大鳥居うちの横大路を曲がるせつなに、しみじみ、振返られたことだった。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)