貪慾邪慳どんよくじやけん)” の例文
八海山はつかいざんのふもとなる雷村いかづちむらといふところに度九郎とよぶかりうどありけり、そのつまは荒栲あらたへとて、ふうふともうまれつき、貪慾邪慳どんよくじやけんかぎりもなくよからぬわざのみ働く故、近きあたりの村里に誰ありて
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)