“観瀾亭”の読み方と例文
読み方割合
かんらんてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少し時刻は早いが、観瀾亭かんらんていの下から船を出すことにしましたから、おいでを願いたい——とのことです。白雲は胸を打ってよろこびました。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
陸前の松島の観瀾亭かんらんていに、伊達正宗が太閤から貰って、もたらして来た永徳の大作があるといううわさを聞いたことが、一気にそこまで白雲を突進させようとして
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
行先は陸前の松島の観瀾亭かんらんていというのにあることは、小名浜の網主の家でよく確めて来たから、先廻りをしてあちらに着いて、仙台の城下でも見物しながら待っているのが上分別——と
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)