蟾蜍かへろ)” の例文
憂鬱な心の蟾蜍かへろがかやつり草の陰影かげから啼き出す季節——而してやや蒸し暑くなつたセルのきものの肌触りさへまだ何となく棄て難い今日此頃の気惰けだるい快さに
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
蛍飛び蟾蜍かへろ啼くなりおづおづと忍び逢ふ夜の薄霧の中
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)