虫目金むしめがね)” の例文
日本では有名な土井利位どいとしつらの『雪華図説』が天保年間に刊行され、その中に虫目金むしめがねで観察した八十六個の雪の結晶の摸写がある。
雪の話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
もっとも虫目金むしめがねで見てただ摸写しただけであるから、それだけでは科学的価値がないという人があるかも知れない。
十二花の雪 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)