“藤陰”の読み方と例文
読み方割合
とういん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三月二十六日大垣藩の家老小原鉄心おはらてっしんが江戸于役うえきの途次、随行した同藩の儒者野村藤陰とういん菱田海鴎ひしだかいおう、菅竹洲らと名古屋の城下を過ぎて鷲津毅堂を訪うた。その事は鉄心の紀行『亦奇録えききろく』に見えている。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
頼氏では石川藤陰とういんが元旦に水西荘にあつて詩を賦した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)